50代女性 むちうち

50代 女性 パート 主訴 首の痛み(むちうち)

☆施術前の状態
平成28年10月13日に初来院。
平成28年3月3日に軽自動車を運転中、信号が黄色になったので停止したところ、後ろから生コン車に追突された。
その後、病院では「むちうち(頚椎捻挫)」と診断された。

首(僧帽筋上部の両側)に圧痛。座位で右後方を振り向くと首がつらくなり、そのときに右の肩甲骨下部にビリッという痛みが走る。
仰臥位で両腕を挙上したときに90度以上をすぎると首も痛いし、腕も上がりづらい。

☆施術とその後の変化

平成28年10月13日 1回目
まずは基幹の型に沿って全身のバランスを整えて、MCで筋肉の癒着をとっていきます。

両腕を挙上すると首が痛いので、前胸部や胸背部の緊張が強いと判断し、前胸部および胸背部指頭静圧上肢回転可動法に時間をかけました。

施術後、首の圧痛はそれほど変化なし。
仰臥位で両腕を挙上してもらうと施術前の90度から施術後は120度までは大丈夫でした。
座位で右後方を振り向く動作も来院時よりはいい。

最後に睡眠とお風呂についてアドバイスして終了。

2回目
平成28年10月20日

その後どうですかと聞くと、
「前回の施術後は体がだるかった。けれど、次の日からは痛みが出ても長引かなくなった気がする。睡眠は7時間をキープ。お風呂は以前より長めに入っている」とのこと。

体がだるかったということは筋肉の緊張がとれて血のめぐりがよくなった証拠です
(他の患者さんにもよく言われます)。

また、症状にも変化がありました。
首の圧痛が右は相変わらずだけど、左は痛みがなくなった。

座位で右後方を振り向く動作をしたときの首の痛みは、前回の施術前よりもいい。
右の肩甲骨下部がビリッとくるのは相変わらず。

施術内容は前回とほぼ同じメニューでした。
施術後、座位で右後方を振り向く動作では、首の痛みはだいぶいい。

右の肩甲骨下部のビリッという痛みは変わらない。
そこで仕上げとして右の肩甲骨まわりをMCでポンポンコロコロ。最後に肩と腰のストレッチを教えて終了。

3回目
平成28年10月27日。
睡眠時間は変わらず、お風呂にも長めに入っているし、お風呂上がりにストレッチをやっている。

首の圧痛が右はまだ少しある。
仰臥位で両腕を挙上すると135度くらいまでは大丈夫、それ以上は痛い。

右の肩甲骨下部の痛みは、以前は激痛だったのに、今は普通(我慢できるくらい)の痛みに変わってきた。

順調に症状が改善されているので、施術内容は変わらず同じメニューを。

施術後、立位でバンザイをしてもらったところ、両腕とも180度以上あがるようになった。
そのほかの痛みについても本人の感覚的にはよくなっている。

4回目
平成28年11月10日。
首の圧痛はほとんどなし。
両腕はかなり上がるようになったし、それに伴う首の痛みもなくなった。
右の肩甲骨下部も以前のようなビリビリくる感じはない。

施術内容は前回とほとんど一緒。
施術後にはほとんど痛みがなくなり、たいへん喜んでいました。
最後に首のストレッチを教えて終了。

☆まとめ
一般的にむちうちの症状は追突した車に乗っている人(運転手)よりも「追突された車に乗っている人」に出やすいです。

追突した人の体は事前にぶつかると予測し、全身の筋肉を緊張させて体を守ろうとするため比較的軽症で済むことが多いですが、「追突された人」の体はどうでしょうか。

当然、何の準備もしていないわけですから、衝撃をモロに受けることになります。

人間の体は一度そういうことがあると警戒心を強め、いつ攻撃されてもいいように筋肉を緊張させて守ろうとします。

その緊張状態が長引くと血のめぐりが悪くなったり、体がゆがんだり、自律神経のバランスが乱れたりすることもあります。

自然形体療法では患者さんの体に対して、優しく安全な刺激で「もう大丈夫、緊張をといてもいいんだよ」と語りかけます。

この患者さんは最初に来院したときから、
「このままの状態では困るから早く何とかしたい!」と必死でした。

こちらからのアドバイスにも耳を傾けて、
ちゃんと行動にも移して……それが早期回復につながったのでしょう。

※施術者 伊藤拓哉
※効果には個人差があります

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むち打ち症

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